- 作者: テンプル・グランディン,リチャード・パネク,中尾ゆかり
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (4件) を見る
いつだったかTLでプログラマに向いてる人向いてない人の思考パターンについて会話しているのを見かけて、その中でこの本が紹介されていたので読んでみた。自閉症、というよりは人間の思考パターンに対する興味の方が強かった。
今月頭に購入してから時間を見つけてはちまちま読んでいて、今日の外出中に電車の中で読み終わった。
『自閉症の脳を読み解く』、非常に学びのある本だったとともに幾つか自分がヒトについて考えていた事が確からしいという事がわかったし、またこれまでの自分の行いについて反省し改めねばならないと感じたりと実に収穫の多いものだった
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
惜しむらくは出先で読了してしまって色々の感想なりを十分に書き留められる状態でないことだ
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
※ちょうどこの後目的地に着いて、昼だったので外食屋に入って以下をメモってた
思考パターンについて
本書によると人間の思考パターンには3つのタイプがあって「視覚的画像で考えるタイプ」「言語や事実で考えるタイプ」「パターンで考えるタイプ」があるのだそうだ。
自閉症を主なトピックとして扱っているけど、もう一つのテーマとしてはヒトの脳や遺伝子の特徴による思考パターンや行動パターンで、これは (上手くやれば) 自閉症にかかわらず適用可能なはず
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
他人の気持ちがわからないという人はその個々の人のロジックや言動から思考パターンを見出していけば、問題のかなりの割合を解決できるのでは
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
気持ちという曖昧なものとして捉えてしかもゼロから考え始めるから無理なようにみえるのであって、パターンとフレームワークに沿って考え始めろということです
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
まあそもそも、他人の気持ちがわからないという人は、客観的な観察ができないという別の問題の可能性もあるのだけど
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
8章「活躍の場を切り開く」の "対人関係のスキルを身につける" の項について
最後の方の就労に関するアドバイス、社会にうまく適応できた側の人間としての指摘ではないか... という疑問があったのと、「泣いていい」というのにひどく驚いたのがあって色々複雑な心境である
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
泣くのがダメな訳ではない、というか私も感情の発露は我慢しなくて良いと思っているのだけど、怒りや不満など状況に対して適切な感情表現を選ぶようにして、それが見つからない (or 会得していない) 時、また泣くのが適切な場合に泣きましょうねという考え方だった
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
これはある意味では抑圧的だったんだなあと初めて思った
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016
感情のコントロール、自分もできない時があるんだよなあ... 人に肉体的に危害を与えることは (精神的なのは自信ない...) ないのだけど、ときたまものにあたることがあるのはどうなんだろうなあ
— 永眠 (@nashcft) May 29, 2016