最近色々なところで購入報告を見るようになったErgodox (EZ) を私も購入した。
購入された方々
漢(オトコ)のコンピュータ道: キーボードを新しくした話(ErgoDox)
ErgoDox EZが届いた · I Will Survive
ErgoDox というキーボードを買った - yosida95
ErgoDoxを購入して人生がバラ色になった - YAMAGUCHI::weblog
流行りにのってErgoDox EZを買ってしまった - タオルケット体操
きっかけ
これまではHappy Hackng Keyboard Professional 2を使用していて、特に不自由なくやっていたつもりでいたのだが、漢(オトコ)のコンピュータ道: キーボードを新しくした話(ErgoDox)を読んで、タイピングをしている時の姿勢を意識し始めるようになってから、肩周りの変な力みのようなものが気になってしまい、もっと楽な体勢でタイピングしたいという欲が膨らんだため購入に至った。
感想
形状とか付属品とか
普通のキーボードと異なりキーの並びがまっすぐなため、慣れない内 (この記事を書いているまさに今) は癖でタイプして誤爆してしまうこともある。こればっかりは慣れるしかない。
また、親指周辺のキーだが、これは私の手 (を置く位置) だと思ったより遠くに配置されており、小さな4つのキーに関してはホームポジションで打鍵している流れの中で押すのは厳しく感じた。これらのキーには単発で使うようなキーの組み合わせをマッピングするのが良さそうだ。
リストレストとティルトキットはあった方が良いだろう。手首や腕の無駄な力みが取れてより楽なタイピングを行うことができるようになる。ところでリストレストはかなりシンナーくさいので開封してしばらくは辛い。
姿勢・タイピングしている時に気付いたことなど
他の方が書かれているように、肩周りが開けた状態になることで自然と良い姿勢になり、かなり楽な状態でタイピングすることができるようになった。
また、肩が開くことで胸を張った状態となり、呼吸がしやすくなったためか、なんとなくではあるが頭がはっきりするような感覚がある。これは個人差があるのかもしれないが、もしそうだとしたら私はこれまでどれだけ縮こまった姿勢でタイピングをしていたのか... と思わずにはいられない。
また、この記事にあるように、私もbを右手で押す癖がついてしまっていた、というか人差し指を使用する範囲が結構いい加減なままタイピングをしていることに気がついた。
個人的にはあまり "正しい" ホームポジションというものにこだわりすぎるのもどうかとは思うのだが、このキーボードならその辺を特に考えなくても綺麗なホームポジションが身につけられそうだな、と感じた。
軸
私はHHKBでも重いなあと感じるくらい軽いキーが好みなので白軸を選択した。
実際期待していた通りの打鍵の軽さで、またリニアの性質ゆえか「押す」という意識をほとんどせずにタイピングができるのも自分にとってはプラス要素。
Keymapいじり
以下の記事を参考に、いい感じのkeymapを模索しているところだ。
私の現状のkeymapは↓のような感じになっている。
今のところBasic Layerしかいじっていない。
/* Keymap 0: Basic layer * * ,--------------------------------------------------. ,--------------------------------------------------. * | Grv | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | LEFT | | RIGHT| 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | - | * |--------+------+------+------+------+-------------| |------+------+------+------+------+------+--------| * | Tab | Q | W | E | R | T | L1 | | L1 | Y | U | I | O | P | \ | * |--------+------+------+------+------+------| | | |------+------+------+------+------+--------| * | LCtrl | A | S | D | F | G |------| |------| H | J | K | L |; / L2| ' / " | * |--------+------+------+------+------+------| Hyper| | Meh |------+------+------+------+------+--------| * | LShift | Z | X | C | V | B | | | | N | M | , | . | / | [ | * `--------+------+------+------+------+-------------' `-------------+------+------+------+------+--------' * | ~L1 | LGui |AltShf| Alt | =+ | | Left | Down | Up | Right| ] | * `----------------------------------' `----------------------------------' * ,-------------. ,-------------. * | App | LGui | | Alt |Ctrl/Esc| * ,------|------|------| |------+--------+------. * | | | Home | | PgUp | | | * |Space |BackSp|------| |------| RShift |Enter | * | |ace | Del | | PgDn | | | * `--------------------' `----------------------' */
親指まわりをいろいろ工夫しようと試行錯誤したのちに結局ほとんど変更しなかった。
左側の下の行の並びはかなり迷走していて、埒があかなかったので暫定的な配置として止めておいた。
今の配置だと言語変換がやりにくいような気もするのでほぼ使用しない右のshiftキーをCmdキーに変更しようかと考えている。
なおこの記事は練習も兼ねてErgodoxを使用して書いた。
まだ形状とkeymapに慣れていないのでひどく時間がかかったが、書いている内にだいぶタイピング速度が速くなってきたので、後2〜3日遊んでいればこれまで通りの速度でタイピングできるようになりそうだ。
その他
写真のmacbook airを乗っけているのはRoost Laptop Stand。
高さ調節が可能 (3段階) でコンパクトな割に結構高さを出せるので、割と座高の高い私でも視線がほぼ水平になる高さにすることができる。
肩が開いた状態になっても猫背になってしまっては残念なので、良い姿勢にこだわるならばこういうところまで環境を整えていきたい。
ちなみにRoostとキーボードとマウスを入れられるケースを持っているのだが、これにErgodoxを収めることはできなかった。